ZENB JAPAN × 辻口シェフ × 産業能率大学
「もったいないを少しでも減らしたい」
学生の想いから生まれたSDGs啓発プロジェクト
年間646万トン_。 これは日本で排出されている"食品ロス"の量です。この数字は世界的にもトップクラスです。私たちは、この食品ロス問題を改善すべく、プロジェクトを開始いたしました。 このプロジェクトでは、日本を代表する世界的なスーパーパティシエ、辻口博啓氏による「ZENB」オリジナルアレンジレシピ動画を配信いたします。 「食材を大切に」という想いを共にしたブランド「ZENB」と、動画を通じて各家庭の食材に対する意識を改善し、持続可能な社会の実現を目指します。
【参考】消費者庁消費者政策課「食品ロス削減関係参考資料 (平成30年6月21日版)」より
もったいないを減らしたい
~私たちの想い~
現在、日本では1年間で約646万トンもの食品ロスが出ており、全体の約半分の量は家庭からでている。
家庭内で出る食品ロスの大半は食品の過剰除去によるものが多く、数多くの生産者が作ってきた作物が今も尚捨てられようとしている。
家庭内における食品ロスの内訳
クリックで拡大
過剰除去とは…?
野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまうことをいうよ!
過剰除去の多い食材の内訳
クリックで拡大
プロジェクトメンバーのある大学生が高校生の時にしていたドーナツ屋さんでのアルバイトで、初めて経験した “廃棄作業” 。
まだ問題なく食べることのできる朝早くから丁寧に仕上げられた綺麗なドーナツを捨てることに、私はためらいと違和感を感じた。
この想いに賛同した履修生4人で、世の中で起きている“食品ロス”という大きな問題を初めて知るとともに、この現状をもっと多くの人に広めたい、少しでも解決したいと考え企画を作り上げてきた。
その中で考え付いたのが、SDGs×スイーツという新たな概念である。
当企画では“食品ロス”という切り口でスイーツの街、自由が丘から世界に向けたSDGsの新たな取り組みを提言していきたい。
想いを共にした方々との出会い
「食材の大切さ」を多くの方につたえたいと思ったものの、我々の力だけでは足りないという課題がありました。
そんな時に出会ったのが、株式会社 ZENB JAPANです。ホームページを閲覧すると、私たちの想い、そして、それ以上の食材に対するビジョンが掲げられていました。そんなZENBの目指す目標に心打たれ、協力をお願いしたことがきっかけとなりました。
また、当授業の客員教授辻口氏がオーナーを務めるフーマスジャパン株式会社との出会いより、日本だけでなく全世界に「もったいない」文化を発信できると目標をともにしました。
株式会社 ZENB JAPANそしてフーマスジャパン株式会社の協力と共に食の未来に貢献できるように当企画を進めていきたいです。
パティシエ・ショコラティエ
辻口博啓
フーマスジャパン株式会社
YouTube チャンネルは
こちらから→
株式会社 ZENB JAPAN
産業能率大学
スイーツプロモーション
辻口博啓氏よりメッセージ
from Hironobu Tsujiguchi
学生の企画より、全ての食材を使い切るこのコンセプトに感銘を受けたと同時にこれからの世界の食料の状況を考えて見ると、この取り組みのように、人類がしっかりと素材に対して敬愛の念を持つ必要があるのだと感じました。無駄をなくすことだけでなく、葉やがくの部分にも素晴らしい香りや旨味があることを知る必要があり、その中に含まれる栄養素もまたすばらしい自然の恵みだということを知るべきだと思います。
こうした知識を得ることにより、「食材の大切さ」の意識が自然と芽生えてくるのではないでしょうか。
協力企業よりメッセージ
from 株式会社 ZENB JAPAN
ZENBは、ミツカンが「植物を可能な限りまるごと使い、おいしさと健康、そして環境にも配慮した新しい食生活に貢献する」ことを目指しスタートした新しいブランドです。今回、産業能率大学の皆様から、「食材を大切に」という企画を検討する中で、ZENBの考え方に共感いただきお声がけをいただけたことは大変感謝しております。辻口シェフにレシピ開発のご協力もいただいた今回の企画を通して、食材が本来持つおいしさや栄養価にも着目し、人の健康維持や地球環境への負荷の低減といったサスティナブルな食生活への気づきになると幸いです。
協力企業よりメッセージ
from フーマスジャパン株式会社
プロジェクトに携わっていく中で、学生の皆さまがSDGsを「当たり前として取り組むべき」トピックと捉えている姿が印象に残っています。こうした想いから世界は変わっていくのだなと、強く実感しました。
YouTubeを拠点とするフードマスタージャパンは、日本の食文化を世界に向けて発信することを目的にスタートしました。今回、学生の皆さまから意見をもらいながら、自由が丘のSDGsの取り組みについて、共に発信できる機会を頂けたことを大変光栄に感じております。
学生たちの手で、SDGsが近い未来にはあたりまえの世界となる事を信じつつ、少しでもその一端となれれば幸いです。
プロジェクト メンバー
Chiharu Kaneko
金子 千春
Sakiko Kodera
小寺 咲貴子
Kiho Sugano
菅野 希歩
Rina Watanabe
渡邉 里菜